多すぎてわからん...

新築を建てるなら、換気システムにも気を遣おう

新築住宅を建てるときには性能やデザインのあらゆる部分にこだわることができますが、満足度の高いマイホームにするためには換気システムにも気を遣っておくべきだと言えます。近年では気密性能を高めた住宅が増えていますが、気密性が高い状態でしっかりと換気が行われていなければ、健康被害や結露を招いてしまう恐れがあるでしょう。家族の健康被害や住宅へのダメージの心配があるので、特に気密性能が高い家では吸気とクリーンな空気の供給を確実に行ってくれる換気システムを採用しておく必要があります。

24時間換気設備を導入するのであれば、自分たちで窓を開けて空気の入れ換えを行わなくても、いつでもクリーンな空気環境を得ることが可能です。室内の空気がそれほど汚れることはないだろうと考える人もいるかもしれませんが、人は酸素を吸って二酸化炭素を吐くので、しっかりと空気を入れ換えなければ部屋の二酸化炭素濃度が高くなってしまうでしょう。料理中の排気も充満すると気分悪さを招いてしまうことになる可能性があるので、清潔な空気に入れ換えることが大事だと言えます。

あらゆる排気や部屋に漂っている空気を綺麗にする目的であれば空気清浄機を使用すれば良いと思うかもしれませんが、結露の問題は空気清浄機で解決することができません。空気清浄機は大気中のホコリやゴミを取り除く役割は果たしてくれますが、湿気問題を解決してくれるわけではないので注意が必要だと言えます。24時間換気設備があれば吸気の際に部屋の湿気をきちんと排除してくれるので、結露が起こってカビが発生してしまうというトラブルを避けやすくなるでしょう。

新築で住宅を建てるときにはデザインや間取りなどの分かりやすい部分にこだわる人が多いですが、換気システムについてもきちんと考えておく必要があることを理解しておくべきです。気密性が高いにもかかわらず、24時間換気設備を導入しなければ種々の問題が発生してもおかしくないと言えます。常に換気システムが作動して清潔な空気環境が手に入るのであれば、住んでいる人の健康や住宅の健康を守ることができるようになるでしょう。最近では初めから優れた換気システムが搭載されている住宅も増えていますし、設計を相談する際に勧められることも多いですが、重要性を知らなければこれがないものを選んだり断ったりする可能性が高いです。あらかじめ換気システムの重要性について学びを深めておき、家づくりの際には導入を検討するようにしてください。